最小限の文章で、言いたいことを伝えよう。
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・・・ということで、私が英訳したサンプルをもとに解説していたのが、このページでした。
しかしその後サイトの改変によって、当該ページは削除されました。
ほかに適当な事例がないので、そこにあった文章のみを引用します。
要は心構えだけ理解していただければよろしいのですから。
そのページは人形の作り方について述べたものでした。日本語版ではこうです。
制作過程を写真に撮ってみました。
布人形といっても、わたくしの作り方は独自の手間をかけたものです。ひと味違った布人形が出来上がるようすをご覧ください。
なお、すべての人形がこの方法で作られているわけではありません。
制作のコンセプト
人形を作る上で、わたくしが一番重視しているのが、「服の似合う人形」ということです。
人形の服は、それを着る人形の欠陥を補うものでなければなりません。ボディの縫い目を隠したり、手足の付け根や曲がる部分の不自然さを目立たなくしたり、といった工夫が必要です。いきおい、デザインに制約が生じます。
その制約を最小限に抑え、自由に着飾らせたい。それがわたくしの望みです。
だからボディ作りに工夫を凝らしました。スリムなパンツや衿元を大きくあけたセーターなど、これまでの布人形では難しかった着こなしが可能です。
作り方自慢やコンセプトなど、やたらゴタクを並べていますね。
それが英語版ではたったの2行。
I'd like to show the process of making a doll.
Incidentally, not every doll has been crafted this way.
(私は人形を作ることのプロセスを示したい。
それはそうと、すべての人形がこの方法で作られたわけではない。)
「ええっ、こんなんでいいの?」
いいんです。作った人がそれで良ければ。というより、作る人がその程度しかできなければ。
その他の文章も、英語は情けないほどコンパクトになっています。
のみならず、冠詞や前置詞(こういう用語は思い出したくもない!)が、いい加減の極み。
そりゃあ、とても内容が濃くて決して略せない場合や、抄訳では気の済まない人は、一字一句丁寧に訳してください。
だけど大変でしょ。
初めから完璧を期すと、疲れて挫折するのが関の山。
最低限の要素だけ訳して立ち上げたら、あとはおいおい付加していけばいいのです。
この「最低限の要素」がとても重要です。
じっくり和文を読み返せば、真に訴えたい部分とそうでない部分の区別が見えてくるものです。無意味に饒舌だったかな、と反省したくもなります。
それでもなお、切り捨てに二の足を踏むかたもいらっしゃいましょう。
ならばまず、全文訳すことを試みてください。
そしてどうしても訳せない、凝った箇所に遭遇したら、やさしい日本語表現に言い換えてみましょう。
言い換えができないほど難しいのなら、ズバリ言います、その文は不要なのです。
ページの核心、決して外せない部分には相応の思い入れが働きます。訳せないはずはありません。
そこを踏まえて再度チェックすれば、省略の意義も納得できるような気がしませんか?
翻訳ソフトをお持ちのかたは、できあがった文章を和訳して意味が通じるかどうか確認しましょう。ただし、めちゃくちゃに訳されてもめげないでください(めげる前に笑い転げるかも)。
詳しくは翻訳ソフトで遊ぼうをご参照のこと。省略と言い換え方の事例もあります。