英語版がもたらす弊害

英語圏から押し寄せるスパムにウイルス──防御意識を磨こう。

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渡る世間は鬼ばかり

英語版を持てば『いいことずくめ』なら言うことなしだけど、一方では海外から持ち込まれるさまざまなトラブルへの覚悟も必要です。

日本はまだインターネット先進国とは言えません。ネットを利用した悪行も発展途上で、免疫が足りないのです。
海外の人には日本的道徳観が通用しないし、純朴に信用するとひどい目に遭うおそれがなきにしもあらず。

メル友ができて楽しく文通を始めても、拙い英語でのコミュニケーションは誤解を招く危険性が高いということも認識しておかないと、言葉の行き違いから思わぬ対立に発展しかねません。

ガードを固めて個人的な付き合いを極力避けていても、アドレスを載せている限り、Eメールは舞い込みます。

すぱっと捨てれば済むのかスパム

まず迷惑なのがスパムメール。我が国では『未承諾広告』とか言われるあれです。

サイト開設から1年を経た頃には、日に10通以上のスパムが届くようになりました。
内容は出会い系ピンク系が大半を占め(ちなみに英語のpinkにはそういう意味はありません)、次いでネズミ講(英語のratには・・・うるさいなあ)、SEOやアクセスアップ系(英語ではaccess upとはいいません・・・しつこいゾ)、CDや薬(バイアグラ、やせ薬や向精神薬など)、家具やリフォーム、ロレックス、車、保険、永住、ラスベガス豪遊や地中海クルーズ、株やレート、儲かりまっせのお誘い、そして何やら不明なものも数多くあります。
全くもって、スパムを受け取るためにメールチェックをしているようなものです。

その後メールアドレスの記載を外しましたが、迷惑メールは増え続け、ひところは1日200通近く、受信数の90%以上。1度登録されると、抹消は困難なようです。

スパムへの対処法を解説したサイトもありますが、多くのかたは私同様削除だけで放置しているのが現状だと思います。引っかかる人間がひとりでもいる限り、消滅はしないでしょう。

海外からのスパムは、HTML形式が多く、しばしばWebビーコンという画像が仕込まれています。
いったんその画像を表示させると、個別のIDが送信者に届き、生きたアドレスと見なされて売買され、さらに別の業者からスパムが来るという悪循環を呈するのです。だからプレビューせずに削除するのが一番です。

それでもスパムは単なるメールですから、目障りであってもそれ自体害を及ぼすには到りません。

ウイルスチェックをしていたのに・・・

輪をかけて厄介なのが、コンピュータウイルスです。

すでに何百通撃退したことか・・・。しかも1通1通がどっしり重い。

たいていはワクチンソフトを常駐させているでしょうし、あるいはプロバイダのチェックシステムを利用しているかもしれません。
しかし、そこにあぐらをかいていると罠にはまりますよ。

ウィルスは概ね外国産です。
ワクチンソフトのウイルス認識データは、すでに出た被害をもとに作られます。プロバイダもしかり。
プロアクティブディフェンスとかいって、未定義のウイルスに対する対策も進みつつありますが、今のところ新ウイルスのパターンを「予測する」完璧なソフトはないはずです。
とりわけ中国あたりのブツはコハイらしいよー。

ワクチンが作られる前の新鮮ほやほやのウイルスが届く可能性だって考慮しなければ。
新たなウイルスを試作した不届き者が、最初の標的として『あなた』のメールアドレスを選ばないと断言できるでしょうか。英語サイトが世界的に人気を博してくれば、危険は増大します。

ウイルスとの闘いは人任せにできません。
日ごろから情報収集に努めましょう。ワクチン会社のメールマガジンも役立ちます。とはいえ、警告メルマガより実物のほうが早かったこともあり、過信は禁物です。
自らの感覚を研ぎ澄まし、自己責任で対処する心構えが大切です。

ウイルスはメールで運ばれてくるだけではありません。
怪しげなページにアクセスしたり、チャットをしただけで感染するケースも指摘されています。その手のサイトはほとんどが英語です。
英語圏のサーフィンをしていると、さまざまな危険がつきまといますから、常に注意が必要です。

盗作、無断転載は人気の証明?

著作権侵害はアートの分野、とりわけアニメ・ゲーム関連のファンサイトで深刻です。
単に絵をパクられたにとどまらず、サイト丸ごとコピーの憂き目に遭った人もいるとか。

ただし英語版との関わりはやや薄いようです。
著作権に関する法律は国によって違います。文化の高い英語圏ではマナーが行き届いているという意見もいただきました。

むしろ無知な日本人や、悪意あるアジアの人々による、日本語サイトへの侵害が目立つと言われます。

狙われやすいコンテンツをお持ちのかたは、言語を問わず対策を練っておくべきです。

その他

稀ですけど、英語の得意な日本人から「あなたの英語はちょっと変だ」などと指摘をもらうことがあるそうです。英語圏の人に言われれば素直に受け止めても、同じ日本人だと妙にカチンと来る──というのは単なるひがみですよ〜。
これも親切心の表れですから、サイト改善のチャンスととらえて、さらなる助言を仰ぎましょう。自分のページが注目されている証拠だと思えば、ありがたいことです。

英語サイトの運営管理には労力が要ります。更新も日本語ページほどままならないし、メールの返事ひとつ書くにも時間がかかります。
あまりに忙しい人には手に余るかもしれません。

サイト開設当初は、どんなメールでも嬉しいものですが、運営が長くなるにつれて、変なメールも増えてきます。
自己中心的で返信に困る内容のメールを送りつける人は国内にも多数いますが、図々しさでは外国人が一枚上手です。いちいち相手にせず、ポイっと捨てる踏ん切りが必要です。厚かましいおねだりメールは、出すほうも「あわよくば・・・」程度のもので、返信を期待していないのです。

大富豪の遺産がもらえるなどのナイジェリア詐欺は有名ですが、同類の為替詐欺に巻き込まれた話を聞きました。海外通販のページに載せています。

とまあ、いろいろ脅しをかけましたが、あまり深刻にならないでくださいね。
英語サイトを新たに開設する人はどんどん増えているのに、閉鎖するケースは非常に少ないようです。デメリットよりもメリットのほうが大きいという実感に裏打ちされているのでしょう。





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