海外通販その後の展開

大繁盛の期待は水の泡と消えたか。

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世界は狭くなったけど

前編海外通販のページで、外国向け販売の手順とトラブルについて述べました。
いろいろと面倒はあるけれど、慣れればどうってことないし、メールに書く文章がごくごく素っ気なくて済むので、国内よりも簡単なくらいです。

ただし現実は衰退の一途。2006年〜2007年の取引は1件のみでした。
諸般の事情で人形作りをストップしていて売るものがないので、トップページにNot For Saleと明記しています。

国内でも、等身大ドールだけほそぼそと販売しています。海外からの要望もあるにはありますが、一番のネックは高い送付料で、とうてい成約に至りません。

海を越えて荷物を運ぶのだから、料金がかさむのは当然です。
加えて通関手続きという厄介事がはだかります。インターネットの繁栄により、物流が飛躍的に増大しつつある上に、同時多発テロ以降チェックが非常に厳しくなったのです。

国によっても事情は異なります。

2008年、久々に送った先はイタリアでした。ウェブに飛び交う噂では、紛失盗難大幅遅延は日常茶飯事という、かなりヤバい国らしい。
アホな郵便局員など不運やトラブルはあったけど、無事到着しました。

それにしてもヨーロッパは送料が高いですねえ。
関税倹約のため、価格を実際よりうんと安く申告してくれと言う人もいます。紛失の際はその分しか保障が及ばないので、悩むところです。

PayPalの使い勝手は?

今回のイタリアで、初めてPayPal(ペイパル)を利用してみました。

PayPalはネット上で広く普及している決済手段で、ebayなどのオークションでは標準的に使われています。世界中で1億5千万人以上が利用中だとか。
メールアドレスひとつあれば、誰でも口座を開設できます。

いろんな国に無料で即時送金が可能だし、代金を受け取ることもできます。

PayPalで支払いたいと言う人が多いので、以前から関心は持っていました。
導入手続きや体験談をネタに1ページ作ろう、なんてもくろみもありました。

だけど英語の規約を読むのが面倒で、ずーっと放置。
日本語で詳細に解説した個人サイトもありましたが、最終的には自分の理解と判断が大切です。

ところがですね。
ぼけっとしているうちに、公式日本語サイトができていたのです。
便利で需要のあるシステムだから、我が国への侵略も時間の問題だったんですよね。待ってて良かった〜。

アカウント登録は簡単です。クレジットカードなどの項目もありますが、後回しにもできます。メールアドレスはフリーメールでも可。

口座ができたらすぐに使えます。
代金を送ってもらうためには、PayPalサイトで請求書を発行します。雛形のようなものがあり、もし相手のアドレスがPayPalアカウントを持っていなければ、加入案内を送るようです。

相手が送金してきたら、メールでお知らせが届きます。

その送金分は保留にしておくこともできます。口座に浮かせたままでひと月過ぎると送金者に戻されるのです。
なので、物品の発送がうまくいかなかったり不着で返金するはめになったとかに備えて、放置していました。すると、『支払いを受領してください』とせきたてるメールが何通も届くんですよね。
鬱陶しいから受領しました。

万一返金となれば、相手の口座に送れば済むので、手数料は不要みたいです。
別のオンラインショッピングに使い回すこともできます。多くの人がそうやって売り買いをしているのです。
PayPalから自分の銀行口座に振り込んでもらうなら、けっこう費用がかかります。今のところわずかな金額なので、口座に入れっ放しにしています。

この決済システムを考案した人は、きっと頭切れるんでしょうね。
そうやって口座に遊んでいるお金が世界中で何百億ドルあるのか、もしPayPalが破綻したらどうなるだろうと考えると・・・ちょっとコワイ。

今後の課題

通販の成功を決めるのは、別に送付や送金の手段ではありません。

商品の魅力です。それはどこの国でも同じこと。

その意味で私の前にそびえる壁は高く、ぶ厚い。
誰にでも作れるようなものでは付加価値が足りないのです。私が作ったモノを見た人々は、たいてい自分にも簡単に作れると感じるようです。
おまけに私は太っ腹の大金持ちだと誤解されておりまして、私の日常は慈善と人助けのみで構成されているように見えるらしいのです。

そんなわけで、今の私がやるべきことは、販路の拡大ではなく、価値ある素晴らしい商品を開発することです。「私もそれを作ってみたいわ」と思わせるのではなく、「私はそれを買いたい」と思わせるものを展示しなければなりません。
当分通販は棚上げします。






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