インターネットの理念は「自由なリンク」である。
| リンク縦横無尽
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「リンクフリー」って文字、至る所で見かけますよね。まるで空気のような存在です。
リンクフリーは日本語です。「他人が自分のページにリンクしてもかまわない」といった意味合いの言葉です。
そのような表現が生まれたのは、ウェブサイトの数が少なかったころ、人間関係を円滑にするために「リンクをするには承諾を得るのが当然」というルールのようなものが存在した名残と思われます。
英語サイトを運営していると、「リンクフリー」の日本的特性については嫌でも認識させられます。
アルファベットでlink freeと表記しても、英語圏の人々には通用しないし、かえって誤解を招くのです。rink freeとなれば、何がなんだか・・・。
海外旅行先で「Smoke-free」の看板を見て、「ここでは自由に煙草を吸っていいんだな」と勘違いして、白い目で見られた日本人、いますでしょ。
日本語ページにカタカナで「リンクフリー」と書くのが正しい表記です。日本人ならよっぽどひねくれた人を覗いて、ほぼ通用します。
「ほぼ」と書いたのは、そもそも多くの人が「リンクフリー」というものを正しく理解しないままま「リンクフリー」と書き、見た人も正しく理解したつもりになってたりして、結局あやふやなんですよね。
多くのサイトで「リンクフリー」「リンクはご自由に」という文章を見かけます。その表明が、外部リンク獲得の第一歩なのです。
これが意外に曲者でして。
リンクフリーのサイトでも、よく見ると「リンクは必ずトップページに」「事前または事後にご連絡ください」「アダルトetc.お断り」などと制約を設けたりしています。
えっ、じゃあ何が「フリー(自由)」なの?
「そりゃ自由じゃなくて無料のつもりだろ」とおちょくる人もいますが、もちろん多くの人々は「自由」という意味で使っています。
会社の旅行で東京ディズニーランドを訪れ、「5時までは自由行動ですよ」と引率者に言われて、新宿の美容院へストレートパーマをかけに行ったイナカモンは私くらいなものでしょう(実話)。
「自由」にも一定の制約はあるのです。
誰だって自分の評判は気になります。自分のサイトがどんなページからどんなふうに紹介されているか知りたいものです。だからリンク報告をお願い(時には強要)するのです。
また「必ずトップページへ」つまり「内部ページへのリンク厳禁」を掲げるサイトは多いようです。
いきなり内部ページへ来て必要なとこだけ見て帰ってもらっても、トップのアクセスカウンターは上がらないんだもーん。企業ではトップの広告を見てもらえないという弊害も発生するし・・・。
それらが妥当な「制約」かどうかは諸説ありますが、一般に、ウェブページを公開した以上、リンク報告を強要したり、無断リンクや内部リンクを禁止する権利はないのです。
黙ってどこにリンクしても、違反にはなりません。
これがインターネットの基本理念です。
リンクされたくないページにリンクされたから、あるいはリンクされたくないページからリンクされたからといって、法に訴えて差し止め命令を出すことはできないし、慰謝料を請求するのも無理です。
ならばどんなに嫌なリンクでも、甘んじて受け入れなければならないのか。
もちろんそんなことはありません。
私個人はリンク条件のメリットを認めています。とりわけ相互リンクには重要です。詳細は相互リンクの項で。
リンクに関する要望の表明は言論の自由であり、文句をつけられるいわれはありません。
「リンクフリー」の文言と種々の制限を併記することは矛盾をはらんでおりますが、虚偽だ詐欺だと目くじら立てるのは大人げない。
リンクは自由と書きましたが、それはリンクする行為そのものであって、リンクに付随する行為を含むのではありません。
不適切な紹介文などは名誉毀損に該当する場合もあります。はてそれは「違法なリンク」なのでしょうか。