トラックバックあってのブログ。リンクの見地から可能性を探る。
| リンク縦横無尽
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あちこちでブログなるものを見かけるようになりました。
ブログ(Blog)とはWeb log(ウェブ記録)の略です。
日付順に書き込みますが、分類や並び替えができるので、ページ内容は流動的に見えます。クールで洗練されたデザインが用意されているし、複雑なサイドバーのリンクは自動的に生成され、手間が要りません。
HP作成方法を知らない初心者にも簡単に扱えるということで、爆発的に広まりつつあります。
日付順という特性から、主にダイアリーとして利用されています。訪問者が感想などを書き込める「コメント」機能がついていることから、掲示板を廃止してブログで代用する人もいます(汎用掲示板とは趣旨が違いますが、ブログは各ページにBBSがついたようなものですね)。
それだけにととまらず、サイトそのものをブログ化する企業や、ブログブームに形だけでも乗っかろうと、一見ブログふうデザインにアレンジした個人ホームページも。
ワタクシ的感想としては「アイドルや有名人ならともかく、一般庶民の日記なんて、どこが面白いの?」
いや、失敬。
愉快痛快奇々怪々の個人日記がどっさりあることは承知しています。ブログが登場する以前だって、大量のアクセスを集めるサイトは日記系でした。魅力的内容で毎日更新の日記には常連がつきやすいのです。
かつては媒体不足のため埋もれていた素人才筆家たちが、インターネットのおかげで簡単に能力を発揮できるようになりました。Webで人気を博した日記やエッセイが出版されてベストセラーになることも珍しくありません。
・・・だけど、それは一部の才人の話でしょ。
フツーの人の日常に、他人が面白がるような事件が頻発するはずもなく、日々の雑感やわんこの写真だけでは、いつまでも読者の興味をつなぎ止めてはおけません。そのうちネタ切れで更新も止んで放置・・・。
そうやって淘汰されて優良ブログだけが生き残る・・・と思いきや、参入組の数は没落組をはるかに上回るので、いつまでも玉石混淆の状態なのでしょうね。
ブログは運営歴が長いほど信頼がおけると言えるかもしれません。
とはいえブログはそれまでの日記サイトとは格段の差があります。
スタート直後でもけっこう人が集まるらしいのです。それはブログ特有のシステムにあります。
知ったかぶりしてここまで進めてきましたが、私はブログを利用したことがありません。月一更新の身に、ブログなんて夢のまた夢。
ので、間違ったことを書いてたら許してね。
初め、トラックバックという耳慣れない言葉に首をかしげました。
トラックバックとは、あるブログ記事を書く際に、参考にしたり関連を持ったりする別の記事を参照させる(リンクする)ことです。「別の記事」とは他人のブログです。これだけならば単なるリンクですが、トラックバックを使うと、相手の記事から自分の記事にリンクができるのです。
つまり、自動相互リンク。つうか、強制相互リンク。
これはすごいですよね。
どんな人気ブログにも、敵対関係にある相手にも、けなし記事の対象にも、トラックバックは可能です。面識のない人気サイトからリンクしてもらえちゃうなんて、以前は考えられなかったことです。
有名ブログでは、アップしたとたん、数百、数千のトラックバックがつくこともあるとか。
トラックバックを上手に使えば、いくらでもリンクが増え、テーマに即した訪問者を呼び込むことができるでしょう。
トラックバックしたい記事を捜すには、ブログ専用の検索などを使えば、速く効率的です。のみならずブログは通常の検索エンジンでも検索されやすいと言われています。タグを正しく生成し、リンクを張り巡らせる構成を自動化したシステムが寄与しているようです。
当然ながらトラックバックの真の目的は、強制相互リンクなどではありません。同種のテーマを扱う記事を有機的に結びつける、手軽なコミュニケーションツールです。異なるブログも共通の規格に沿って構築されるため、行き来が容易なのです。
近辺の個人ブログを見ると、概してトラックバックは少ないようです。時事ネタや興味深い話題だと、見知らぬ人から来ることもありましょうが、今はお友達同士で貼り合う程度の印象。
ブログの普及はHPに比べると微々たるものだし、慎ましさが売りの日本人は、知らない人に強制リンクさせることに二の足を踏むのでしょうか。
無関係なトラックバックはスパムと見なされます。
掲示板に荒らしが来るように、ブログ界でも多数のブログに無差別宣伝を行う、コメントスパムやトラックバックスパムが問題になりつつあります。
企業や著名人のブログでは、コメントやトラックバックの機能を外しているところも多いそうです。
現実問題として、一般の個人ブロガーが悪質なトラックバックを行うことは稀ですから、怖れるには及びません。
トラックバックはリンクだと述べました。
でもこれまでのリンクとは、趣を異にします。
ブログの構成単位は記事(エントリー)です。トップから入ると、1ページに数記事が収められた表示が一般的です。ウェブサイトなら、ページ内の見出しにラベルが付いたようなものでしょうか。
トラックバックやコメントは各々の記事に対して行われます。
大勢のHP運営者が「無断リンク禁止」「リンクは必ずトップページに」と主張しています。それが根底から覆されるわけなのです。
内部ページの下のほうに無断でリンクされたら、気を悪くする人もいますが、ブログでは文句を言えません。そういうシステムなのだから。
記事単位でリンクすることは、目指す情報に最短ルートで近づくという、理想のリンク形態に近いものです。
古い考えを持つ人々は、ちょっと意識改革を迫られるかもしれませんね。
ブログを一サイトとして運営するならば、トップページへの一般リンクを得るための宣伝活動が必要になるのは、これまでのサイトと同様です。
このページをアップして1年以上過ぎ、私もブログを始めました。ブームに負けたというか、いろいろ書き散らすのが快感というか。
むろん英語のブログもやってます。
訪問者は少ないけれど、トラックバックスパムもぼちぼち来始めました。自分でTBをしたことはまだありませんねえ。