常連さんお断り

常連依存のアクセスアップから脱却する。

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常連さん獲得はアクセス向上の定石

アクセスアップはウェブにおける重要テーマで、ウェブマスターならば1度は関連サイトに足を運んだことでしょう。

アクセスを増やす重要テクニックのひとつが『常連さん獲得』です。

日本のインターネット人口を8千万人として、アクセスカウンターが8,000万のサイトにはその全員が訪れたということでしょうか。もちろん違いますよね。
カウンターが回っているサイトは、間違いなく常連(リピーター)が多いと断言できます。熱心な常連さんは日に何十回も同一サイトを訪れるそうです。それだけ惹きつけるものがあるのでしょう。

常連さんはカウンターを上げたり、掲示板をもり立ててくれるだけでなく、サイト運営に役立つ助言や情報を寄せてくれることもある、ありがたい存在です。リンクしてもらえることも多いし(あるいはリンクがきっかけで常連になったりします)、人脈を伝って友達も増えます。常連さんをないがしろにすると、たちまちサイトは門前雀羅

ここで敢えて、常連に頼らない運営を提案します。

このページは、私みたいに引っ込み思案で社交ベタでアクセス低迷に悩む人の心を軽くする効果が少しはある、かもしれませんが、アクセスアップには役立ちません。

せっかくできた常連さんと絶交しろなんて、過激なことを言ってるんじゃないですよ。
常連さんなしでもやっていけるだろうかと自問自答していただきたいのです。

常連になって常連心理を理解する

ひとくくりに常連といっても、双方向常連と一方的常連に分けられましょうか。

前者はリピーターというよりサポーター、ほとんどオトモダチですね。
相互リンクしたり互いのBBSに書き込んだり、活発な交流があります。新しいコンテンツにいち早く嬉しい感想を寄せてくれます。耳より情報をもたらすのもこちら。このような付き合いが全くなければ、いくらカウンターが回ってもインターネットは砂かけご飯です。

とはいえこの常連さんたちにもたれ過ぎるのは危険です。サイトの充実がおろそかになったり、向上心を失ったりしかねません。
BBSが身内で固められ閉鎖的になると、新規訪問者に疎外感を抱かせます。お付き合いに時間を取られて、本来の活動に支障が出るおそれもあります。

一方的常連とは、サイトを気に入って定期的に見てくれるものの、コンタクトはいっさいしない人々です。カウンターへの効果はもとより、もしかしたら口コミで良い評判を広げてくれるかもしれません。
その存在はサイトオーナーにはなかなか把握しにくいし、飽きたらすげなく捨てられます。
有益なコンテンツを持つサイトやエンターテインメント・読み物系に多いのではないでしょうか。著名サイトを支える膨大な数の常連は、たぶんこのタイプです。
私自身いくつかのサイトの一方的常連です。

私のお気に入りフォルダには百数十のサイトが登録分類されていて、時たま巡回をします。
付き合い始めや相互リンク先などは、毎日のようにのぞいて、新規コンテンツのほか、カウンター(カウプレ目的?)やBBSをチェックするのですが、あまり更新されていないとか、興味の薄いテーマだとか、BBSがご挨拶やリンク報告みたいなもので埋まっていると、いつしか訪問頻度が落ちていきます。

こういった行動パターンは多くのかたに共通だと感じます。

常連さんをキープするのは非常に難しいのです。
彼らを満足させる自信がないのなら、いっそ潔く去ってもらったほうが、自立心が芽生えます。

訪問マナーの強制

掲示板が活発だと、それを目当てに常連さんが増える場合があります。

サイト本体を飛ばしていきなり掲示板に侵入することは、一般的にマナー違反だといわれます。
私もそれは承知しているので、他人様の掲示板を見るときは、ちゃんと手順を踏みます。板まで3ステップもかかったり新しいウィンドウに開くところでは、履歴をクリックする場合もあるけれど、少なくともトップページまでは行きます。

ほんとうにそうすべきでしょうか。

サイト内の記載事項を読み落とした結果、とんちんかんな書き込みをする、という行為は非難されて当然です。
しかし度重なる訪問で勝手がわかっている上に、オーナーが長いこと更新をサボってるのなら、掲示板のみが巡回コースに入れられたとて、文句をつける筋合いはないのでは?

検索エンジンがページ単位で情報を収集している以上、どのページから人が来るかをコントロールするのは困難です。トイレの窓から入ってくる可能性があるならば、普段からトイレ掃除をしておくほうが、窓に釘を打つよりも現実的です。

一見さんにそんな自由があるのだから、常連さんを束縛するのはなおのこと不合理です。
常連だからって、無用にカウンターを上げる義務はありません。新コンテンツがつまらなければ批判、せめて無視すべきです。常連の率直な行動こそ、サイト内容を向上させる力を持つのです。

常連神話をぶっ飛ばせ

多数のサイトを切り回す私ですが、どれも常連さんが非常に少ないと実感しております。つまりは運営下手ってことです。

中でこの『ABCが苦手でも』は唯一常連さんがいらっしゃるサイトのようでした。

その稀少な常連様の神経を逆撫でするテーマを選ぶなんて、いったいどんな神経してるんでしょうねえ。

ちょっと打ち明け話。
私が今よりももっと駆け出しのころ、閑古鳥がかぼそく鳴く中、しげしげと訪れてゲストブックへの書き込みや励ましのメールをくださるかたがありました。思えば貴重な常連さんだったのです。親切で面倒見が良くて誰とでも仲良くなれるタイプであるそのかたのサイトでは、ウェブ友がわんさかさんざめいていました。私もしばらくカキコに通いましたが、和気あいあいムードがどうも性に合わなくて、次第に距離を置くようになりました。現在ほとんど交流はありません。

かように恩知らずで不義理なわたくしでありますゆえ、「常連お断り」などと大胆不敵な発言ができるのです。

実生活でも同様ですが、人付き合いのうまさは天与の資質です。その才に欠ける者が多少努力したところで、そうそうたくさんの友達はできません。私はそれを認識して以来、ぐんと気が楽になりました。

だから・・・
常連がつかないとお悩みのあなた、あなたの性格は常連集めに向いていないのです。他人の掲示板に書き込むのは勇気がいる、メールを書くのが億劫だ、などと度々感じるなら、その傾向はいっそう強いといえます。

羊の真似は止して、一匹狼へ変身しましょう。
ここで背を向ける相手は、双方向常連です。
まずはBBSを閉鎖し、レスやお返しのカキコなどに使う時間を節約します。余力を黙々とコンテンツの充実に充ててください(交際苦手な人は往々にしてこういった孤独の作業が得意なものです)。
すると徐々に一方的常連が増えて、多少はアクセスアップも・・・。

あとは心の持ちようですね。

常連さんで賑わい、アクセスがぐんぐん伸びているサイトをうらやむのは馬鹿げています。それぞれの個性に合わせたサイト運営方法があり、個性に見合った適正アクセス数があるのです。

カウンターにこだわることは愚劣ですが、うちは常連抜きでもこんだけ数字が上がったぞー、などと自己満足にひたるのも一興ですよ。だってそれは、常連依存サイトには不可能かもしれないのですから。

付記

とあるかたから送信フォームでこのページへの感想をいただきました。
自分もすごく消極的な性格で常連集めに向いてないタイプだけど、それでもアクセス向上を諦めきれない・・・という内容です。

うーん、差出人を特定できないフォームからであっても、こうやって他人に意見を伝える行動を起こしたという点で、私よりも一歩進んでいるのではありませんか。だからといって、もっと努力すれば、見知らぬ掲示板にでも書けるようになるかというと、そんなものでもないですよね。

厳密には、「人付き合いが悪い=人が来ない」ではありませんから、人が来たくなるサイト作りに黙々と精を出す、これに尽きます。

はたまたこのページのように、「私はとっても内気で人付き合いが苦手で・・・」と悩みを切々と訴えたページを作ると、「実は私も・・・」と同類項で賑わうかも。でも傷口をなめ合うようなことでいいのかって疑問も起きますね。

アクセスが増えればメールも増えて、気の重いものでありますよ。






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