批判されるサイトを目指す

誉め言葉に満足していてはダメ。批判されてこそ成長がある。

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サイト開設の目的

ホームページやブログを公開して一定期間を過ぎても、誰からもなんの反応も得られないとしたら、こんなつまらないことはありません。

非営利個人サイト運営における最大の目的は、「訪問者から感想をもらうこと」といえましょう。
だからこそ多くの人がメールアドレスを書き、掲示板やゲストブックを設置して、「ご意見・ご感想」を待っています。

ところで、その「感想」ってなんなのでしょう?

字義通りならば「感じて想うこと」ですが、この場合いささか意味合いが狭められ、「誉め言葉」と同じに扱われているような気がします。

どなたのゲストブックも絶賛・賞賛で埋められ、けなす記事はほとんど見当たりません。

賞賛はたやすい

すべてのホームページが絶賛すべき内容であると否とにかかわらず、感想コーナーに誉め言葉があふれる理由のひとつは、そのような慣習が定着したからです。

私自身は無視される悲哀を嫌というほど味わっておりまして(現在完了進行形)、あるサイトではゲストブックへの書き込みが、2年間に2件でした(そのおかげか、無視されることなんて平気です)。
かくも情けないサイトでさえ、その2件は誉め言葉だったのです。

オープンしたばかりでゲストブックが寂しいならば、他人のサイトへ行って誉めてみれば、8割がたお返しの誉めカキコが得られるでしょう。
誉め合うことで交流が始まり、相互リンクなどで親密度が深まり、ネットのコミュニケーションは発展するのです。

これはインターネットの素晴らしい側面です。多くの人々にとって、ホームページ運営を続ける原動力となっています。

日常生活に適用すれば、家庭は明るく、ご近所付き合いの確執は減り、学校でのイジメがなくなり、会社では楽しく仕事ができ、お店の売り上げは伸びるでしょうに・・・。
しょせんインターネットって仮想空間・・・?

もちろんネットの人間関係におけるトラブルはたくさん発生していますが、「誉め合う」という基本精神はたいそう心地よいもので、そこへ立ち返れば、たいていの問題は解消します。

だからって、いつも誉められて自己満足にひたるばかりでは、内容の不備や間違い、改善すべき事項に目が向かないおそれがあります。

より良いサイトを目指す人には、耳の痛い言葉こそ宝です。

しかし建設的な批判は得難いものです。

批判は難しい

正当な批判を書くには、莫大なエネルギーが必要です。
一般常識、広範な知識、文章表現力、説得力等の才覚・才能を持たなければなりません。さらには自己犠牲的親切心(人それを「お節介」と呼ぶ)が求められます。

誠心誠意、苦心惨憺、相手のために良かれとものした忠告・批評が、大いなる感謝をもって受け入れられることは稀です。たとえ内容が正しくても、場違いなカキコとして白い目で見られ、相手によっては荒らし扱いで葬り去られます。
世にある批判はしばしば悪意や嫌がらせによるものだから、十把一絡げにされても致し方ありません。

公のゲストブックでは管理人に恥をかかせるかもしれないという思いやりから、メールを使う方法もあります。
これなら感謝されるでしょうか? たぶん、ノーですね。

メールは人目に触れないだけに、黙殺しやすいのです。礼状を出す人もいましょうが、内心では「大きなお世話」と思っているに違いありません。

親切心から批判や忠告を提供することは、全く間尺に合わないのです。

どうしたら批判をもらえるか

なんでも言い合える親友がいる人は幸せです。じゃんじゃんけなしてもらいましょう。

批判とまでいかなくても、自分が気づかなかった些細なミスや思い違い、表示上の不手際などの指摘は、たいへんありがたいものです。そういう親切に巡り合ったら、心から感謝の気持ちを表すと、次回につなげる(さらに良いアドバイスをもらう)ことができます。また、その相手とは淡泊な友情が築けるのではないでしょうか。

ちょっと批判的なことを言われて、「じゃあどうしたらいいんですか」と開き直るのは幼児が駄々をこねるようなもの。批判者に解決策まで提示する義務はありません。
無視するならする、改善の必要を感じたら独力でやる、これが自立心です。本気で探せば、Webには山のように解決策が転がっています。

親切心からであっても、批判者には往々にして「自分の知識をひけらかしたい」心理がうかがえます。
批判をもらうには、そういう「博識で自己顕示欲の強い人」とお近づきになるのも手です。最初はちょっと鬱陶しいヤツだなと感じるくらいのほうが、付き合いが進むと貴重なアドバイザーになり得ます。

「サイト評価」を専門に行うサイトや掲示板も存在します。勇気を出してアタックしてみませんか。とりわけHP作成上の技術的な問題などの指摘は勉強になります。

「批判忠言大歓迎」の姿勢をアピールするのもいいでしょう。怖れるには及びません。実際にはさほど来ないものです。

私は匿名で送信できるフォームを設置していますが、匿名は少なく、メール代わりの利用がほとんどです。

本人に直接批判をぶつけるのは、匿名でも抵抗があるようです。

噂や陰口のほうが言いやすいのかも。
2ちゃんねるなど無関係の掲示板に書かれた内容は、たとえ不当で無責任な言いがかりであっても、一面の真実がほの見えたりします。
自分の知らないところでどう言われているか知る機会を得るために、アクセス解析が役立つ場合もあります。

建設的で思いやり深い批判のみを求めるのは、贅沢というもの。
心がけ次第で、単なるやっかみによる非難中傷や悪口雑言罵詈譫謗にも、自分を磨くヒントを発見できるかもしれません。

批判されるのはメジャーの証

なんてこと言いながら、私は人間が全然できておりませんので、いざけなされるとムカッときます。

英語サイトのひとつがとある掲示板に書かれ、どっとアクセスが来たので、こそっと見に行きました。

スレッドを立てた人は一応クールだとか書いてくれてたのですが、レスをつけた人が「これ、Engrish.com向けじゃん」などと混ぜっ返していました。

にゃーにがEngrish.comだっ。そりゃあ私の文しょうはヘンだけど、きみたちアメリカン・コギャルよりは正しいスペリングを心がけているつもりだゾ。

いや、私がヘソ曲げたのは、英文をバカにされたからではなく、Engrish.comのコンセプトが嫌いだからです。英語が苦手な人(文化的弱者)の間違った英文をあげつらって笑いものにするなんて、松葉杖で歩く人の格好がおかしいと言って笑うのとどう違うんですか?
日本人なら毅然として、かのサイトをボイコットしよう。

というふうに、知らない人から名指しで批判されるのは、有名サイトの特権です。
デール・カーネギーが言ったように「死んだ犬を蹴飛ばす者はいない」のです。文句をつける裏には「期待」があります。

次の段階は、批判されるサイトを目指しましょう。






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